そして、最後まで弁護する。
カポネほどの極悪人でも、自分では悪人だと思っていなかった。
極悪人たちですらこうである。
では、一般の人たちはどうだろう?
人間はたとえ自分がどんな間違っていても、決して自分が悪いとは思いたがらないものだ。
他人のあら探しは、なんの役にもたたない。
相手は、すぐさま、防御体制をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。
それに、自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心をおこすことになる。
心理学者スキナーは、動物の訓練では、よいことをしたときに褒美をやった場合と、間違ったときに罰を与えた場合と比べると、前者のほうがはるかによく物事を覚え、訓練の効果が上がることを実証した。
同じことが人間にも言えることが分かった。
批判するだけでは、永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおちである。
批判が呼び起こす怒りは、従業員や家族・友人の意欲をそぐだけで、批判の対象とした状態は少しも改善されない。
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